2014年7月13日日曜日

新入荷本のご紹介

最近の新入荷の一部をご紹介いたします。


●『屋久島ヒトメクリ』(ArBor出版) (古本ではなく、新刊のリトルプレスです。)
満を持して、屋久島発のリトルプレス登場です。

どのページをめくっても、観光だけでは見えてこない、屋久島の生の情報で溢れていて、屋久島に行きたくてたまらなくなります。バックナンバーも併せて入荷してますので、ぜひお手に取ってみてください。



●『やりたいことは二度寝だけ』津村記久子(講談社)
最近、津村さんネタが多めですが、このエッセイ集も鉄板です。
このタイトルと、表紙のイラストを見ただけで、面白くないはずがない、と思いませんか?
その予感は的中します。

私は別に、津村さんの面白いところだけが好きなわけではないのですが(小説に心救われたことも何度も)、これはとにかくヤバイです。毎日寝る前に一つ二つ読んで寝ると、笑顔でお布団に入れます。



●『巡礼者たち』エリザベス・ギルバート(新潮文庫)
シンプルな文体で心に響く短編12作が収められています。そのどれもが、ものすごく印象深い。
短編集なので、1つの作品は短時間で読めますが、しばらく間を置かないと、次の作品に入れません。それくらい一つ一つの作品の持つ力が強いです。一つ読んで深いため息を付き、そしてまた次の作品でもため息。
短編というものが持つ力を思い知らされました。



●星野道夫さんの本
アラスカ写真家・星野道夫さんの本をまとめて入荷しました。どれも、手元に置いておいて何度も読み返したい(眺めたい)本ばかりです。ぜひ店頭でお手に取ってみてください。



●『ダメをみがく~“女子”の呪いを解く方法~』津村記久子、深澤真紀(紀伊國屋書店)
再入荷しました。これ、名著やと思います。
最近は、しんどくなると、この本の中でお二人が語っていた言葉を、思い出す頻度がかなり高いです。社会や周りの人たちから、知らず知らず課せられていた物事に対して、こんな風なかわし方、やり過ごし方があるのか、と目からウロコでした。どれを読んでも同じようなことが書いてある自己啓発系の本に疲れた方におススメです。

津村さんがあとがきで書いていた“すべての人にとって、世の中が少しでも働きやすく生きやすい場所になることを、いつも願っている”という言葉。小説でも、エッセイでも、津村さんのこのスタンスに、私はいつも救われています。


 
 
今回は、屋久島リトルプレスに、星野道夫さんに、津村記久子さん、新潮クレストブックスの文庫版など、いつにも増して店主おススメのラインナップとなりました。
 
この他にもいろいろと新入荷していますので、岡本にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

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