2013年5月22日水曜日

本を寄付いただきました!感謝!!

本を、びすこ文庫に寄付してくださるという奇特な方がいらっしゃって、いそいそと岡本まで受け取りに行ってきました。

 
写真、カメラ関係の本を中心に、持っていったスーツケースいっぱいに詰め込んでもまだ足りないほどの本。本当にありがとうございます!

こうやって本を提供いただくことで、自分の得意分野(なんてあるのか?)以外の本を知ることができ、間口を広げることができるのも、古本屋の面白いところだなぁ、と思います。

いろいろな方の思いをいただいて、びすこ文庫は前進します!!




*びすこの読書ノート*
「薔薇は生きてる」 山川彌千枝 創英社 2008
“美しいばらさわってみる、つやつやとつめたかった。ばらは生きてる”

山川彌千枝さんが、16歳で結核で亡くなるまでに残した作品集。普通なら悲劇のヒロインとなりそうですが、彼女の作品からは驚くほど悲惨な印象を受けないのです。逆に感じるのは、彼女の力強さ。そして、感覚の鋭さ、視点の面白さ。「おぉ、そこに注目する?!」と、彼女の作品を読むたびに、新鮮な驚きがやってきます。私の拙い説明よりも、実際に読んで、彼女の世界に触れていただく方が早いですね
(私が初めて手に取ったのは、創樹社の「定本・薔薇は生きてる」ですが、写真のものは、現在、新刊も入手できる創英社刊です。)


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