2013年7月19日金曜日

宝探し@口笛文庫

今日は一日中、本の整理をしていて、やっと目処がついてきたな~と思っていたのに、夕方行った六甲の口笛文庫さんで、また何十冊も買ってしまった。
あそこは本当に宝の山ですよ。みなさんご存じとは思いますが。
本の山をかき分けかき分け、尽きぬ宝の山に狂喜乱舞しますよ。

10分くらいでこんなに買い込んでしまった

もちろんお店には、これまで何度も訪れていたけれど、今日初めて店主さんにご挨拶できて、嬉しかった。8月1日からの「さんちか古書大即売会」に、今回も出店されるそうで、楽しみだなぁ。元町のトンカ書店さんも出店されることだし、また大人買いしてしまいそうな予感です。

近所に口笛文庫があって、本当に良かった。


*びすこの読書ノート*
「となり町戦争」 三崎亜記 集英社文庫 2006
“戦争は、日常と切り離された対極にあるのではなく、日常の延長線上にあるのだ。”

う~む。唸った。様々なことを考えさせられ、うまく文章にまとめられない。
「ある日、突然にとなり町との戦争がはじまった。」という非日常でありながら、「だが、銃声も聞こえず、目に見える流血もなく、人々は平穏な日常を送っていた。」と、戦争中であるという実感を得られない主人公。主人公と同じように、読んでいる間、ずっと感じ続けたこの違和感はなんだろう。
私と同様、戦争を知らない世代である三崎さんがこの小説を書いたことに、また考えさせられた。いくらテレビやインターネットで、世界のどこかで行われている戦争のことを知っても、人ごととしか思えない私たち。
“めぐり巡って、あなたは誰かの死に手を貸しているのかもしれませんよ。要は、それを自覚しているか、していないかの差だけです。”
そうなのか。そうなんだろうか。いくら考えても答えは出ない。




0 件のコメント:

コメントを投稿