2013年6月18日火曜日

エメラルドな本たち

本日は、西元町にあるエメラルドブックスさんへ行ってきました。この3月にオープンされたばかりの、本と雑貨と喫茶のお店です。

考えてみれば、私、初めて西元町エリアへ足を踏み入れたかもしれません。これまでは、行っても元町どまりでした。新しい場所を訪れるきっかけが本屋さん、しかも古本メインの、っていうのが嬉しいですね。

お店は、白を基調として、絵本・児童書を中心としたラインナップに、窓際には喫茶スペース。で、とにかくおしゃれ!本も、すべての棚をくまなく見たくなるような素敵な品ぞろえで、結構買ってしまいました(いや、いいんですけどね)。

 
 
お店でされてる “10 books for 1 drink” というシステムも面白い。エメラルドブックスさんでは本の買い取りはされていませんが、本10冊でドリンク1杯が無料となるサービスです。なるほどなぁ。いろいろなやり方があるんだなぁ。
 
店主の方にご挨拶をすると、気さくにお話をしてくださり、アイスコーヒーをいただきながら、しゃべり倒してしまいました。しゃべり過ぎたかなぁ。びっくりされたかなぁ。それに、家からかなりの距離を自転車で行ったため、汗だく状態の私を、何度も「暑いですか?」と気遣っていただきました(笑)。
予想外に長居してしまうほど、楽しい時間を過ごしました。ありがとうございました!
 
まだまだ沢山、行きたい本屋さん、お店が山積みで、嬉しい悲鳴です。
 
 
*びすこの読書ノート*
「イトウの恋」 中島京子 講談社文庫 2008

歴史上の実在した人物に想を得て書かれた小説。いわゆる歴史小説と言えるものですが、その主役に選んだ人物というのが、これまたツウやなぁ、と思わせてくれます。
主役のイトウとは、イギリスの旅行家で『日本奥地紀行』の著者イザベラ・バードの、日本での通訳を務めた青年です。通訳をチョイスするのも心憎いですが、その2人に恋愛をさせてしまうのです。2人の年の差は30歳近くですよ?!そんなん、思いつくか?しかも、読んでいてその展開に全く違和感を感じません。自然と感情移入してしまいました。
普通なら見落としそうな人物に着目し、考えづらいシチュエーションでありながら、読者を納得させてしまう著者の筆致は見事です。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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