最近の新入荷の一部をご紹介いたします。
●『帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ』 高山なおみ(文春文庫)
料理家・高山なおみさんのエッセイ集。
まずタイトルのインパクトがあって、そして初めのプロローグで、完全に引き込まれました。ひとつひとつのエッセイは短いのに、そのどれもが胸に小さなうずきのようなものを残していきます。すごい書き手だなぁ。
●『おばあちゃんのオシャレ採集』堀川波(幻冬舎)
究極のマイウェイを行くおばあちゃん達のオシャレが、イラストと文章で丁寧に紹介されていて、どのページも思わず笑顔になります。
“流行も人目も、関係ない。”というその徹底した姿勢。若輩者にはとても真似できません。
●『k.m.pの金もーけプロジェクト。』ムラマツ エリコ、なかがわ みどり(メディアファクトリー)
タイトルを読んで、株やなんかでがっぽがっぽ儲けましょう、という本かと思ったら大違い。勢いで会社辞めたけど、これからどうやって食べていこう、と試行錯誤している著者たち。どん底でもやっていける、苦しく楽しいフリーの生活がかわいいイラストと文章で綴られています。
そう、フリーの生活は、とんでもなく苦しく、またとてつもなく楽しいのです。
●k.m.pの本
ふと気付くと、先ほどご紹介した「金もーけプロジェクト」の著者のお二人k.m.pさんの本が、びすこ文庫には結構ありました。旅の本や、絵本などなど。
調べるとこのお二人はこれまでに52冊も(!)出されているそうです。52冊ってすごいな。二人の本はどれも、イラストに文章に写真に、とにかく楽しい気持ちにさせてくれるんです。そして力が湧いてくる。お二人が楽しみながら情熱をこめて作ってるからでしょうね。ファンになってしまったかも。
●『Presents』小説・角田光代、絵・松尾たいこ(双葉社)
“人生には、大切なプレゼントがたくさんある。”
角田さんの書く短編のひとつひとつに、松尾さんのスタイリッシュなのに暖かいイラストが添えられていて、この本自体がプレゼントのようです。女性が一生を生きる中で、出会った人たちから受け取る様々な「プレゼント」がテーマになっていますが、そう考えると、人生そのものがプレゼントだなーと思います。
その他にも、いろいろと入荷しておりますので、岡本にお越しの際は、是非お立ち寄りください。
0 件のコメント:
コメントを投稿