2013年11月30日土曜日

びすこ文庫への道順

びすこ文庫は、阪急岡本駅の北口からすぐのところにあるのですが、迷ったという方もいらっしゃるので、駅からの道順案内です。

下のようなざっくりした地図はあるのですが、土地勘のない方には分かりにくいでしょうか。


 

<阪急岡本・北口からの道順>

まず阪急の岡本駅では、南口ではなく北口から出てください(南のほうが人の流れが多いため、ここでつまづく方が多いようです)。



改札を出てすぐに、ベトナム雑貨とカフェのお店Zenmaが見えます。


そのZenmaの前の道を右へ。



3軒ほど右へ行くと、1階のFARM HOUSE CAFEと、びすこ文庫の看板があります。


その横の階段を登って、


左側のテラスへ。




この扉が見えます。
ここを開けるのを躊躇する方がいらっしゃいますが、思い切って開けてください。


すると、2階へ続く階段が。


おめでとうございます。階段を上った右側が、びすこ文庫です。



<阪急岡本・南口からの道順>

うっかり南口から出てしまった方。そんな場合でも大丈夫です。
南口の改札を出ると、まず左手に喫茶uniqueが見えます。その前の道を、左へ。


すると、サンマルクカフェが見えます。


その前の道をまっすぐ進むと、左手に踏切が見えてきます。その踏切を渡って、


左側へ進むと、



2階にびすこ文庫の看板が見える、1軒屋が。


到着です。2階へどうぞ。


<JR摂津本山駅からの道順>

阪急ではなく、JRで行きたいという方。
JR摂津本山駅からでも、5分もあれば着きますのでご安心を。
岡本側の改札(北改札)を出ると、こんな感じ。


目の前の道をまっすぐ進んで、信号を渡って、



au とたいやき屋さんの間の道を進み、



角の郵便局を右へ。


すぐに見える松屋を、左に曲がって、



まっすぐ進みます。



左手にスギ薬局が見えてきます。もう少しまっすぐ進むと、


突き当たりに、サンマルクカフェが。そこを右に曲がって、以下、阪急岡本・南口からの道順に同じです。

どうでしょうか?頑張って、写真を多用して説明してみましたが、分かりやすくなったでしょうか。 ご意見・ご感想お待ちしております。
 
岡本にお越しの際には、是非びすこ文庫へもお立ち寄りください。
 
 

2013年11月29日金曜日

新入荷本のご紹介

最近の新入荷の一部をご紹介いたします。

●『ときどき意味もなくずんずん歩く』 宮田珠己 (幻冬舎文庫)

 タイトルを見て、私も!と思い、思わず手に取りました。肩肘張って生きるのが馬鹿らしくなる脱力系エッセイ集です。くだらないと思いながらも、笑ってしまいます。

何にでも意味や意義を見出す必要なんてないですよね、お気楽に行きましょう。

 
 
 
●フェリシモ出版の「おはなしのたからばこ」シリーズ

みなさんのよく知る物語が、現代作家とアーティストのコラボレーションによって、新しい「ものがたり」として生まれかわったフェリシモ出版の「おはなしのたからばこ」シリーズ。

 

改めて贅沢な企画だなぁと思います。江国香織、いしいしんじ、今江祥智などの作家陣による文章に、宇野亜喜良、ほしよりこ、植田真などのアーティスト達による絵。どれも凄いメンツですよねぇ。

 


●『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』 川上未映子(ヒヨコ舎)
 
 川上さんの著作の中で、私が最も影響を受けているのが、この1冊です。これだけは何度お買い上げいただいても再入荷し、常にお店に置いておくようにしています。

 作家になる前の、(全く)売れない歌手時代に川上さんがブログに綴った文章ですが、川上さんの感性、生き様のカッコよさ、すべてにノックアウトされました。 

 文庫版も出ていますが、やはり野中ユリが装丁をしているヒヨコ舎版が素敵です。
 
 

●『冒険図鑑~野外で生活するために』さとうち蘭、松岡達英(福音館書店)

この「○○図鑑」シリーズ大好きです。真面目に野外で必要なことを子ども達に教えているように見えて、内容もイラストも結構シュールなんです。この絶妙なバランスがたまりません。冒険する機会があれば、絶対持っていこうと思います。



『おしゃべりしていればだいじょうぶ』五味太郎(クレヨンハウス)。
 五味さんの楽しいイラストに、痛快なエッセイ。

おしゃべりトレーニング・テキストなんてのも付いて、遊び心満載です。イラストまで、おしゃべりしてます。パラパラめくっているだけでも、楽しくなってくるような一冊。



● 『くじらだ!』五味太郎(岩波書店)。
 五味さんの絵本も入りました。
  
くじらなんて誰も見たことのない村に、くじらがやって来たというから、さぁ大変。でも、探せど探せど、くじらは見つかりません。さて、くじらは本当にやってきたのでしょうか。楽しいオチに、クスリと笑えます。



●『やかんの本』 麻布やかん組合・編著(ロコモーションパブリッシング)
 麻布やかん組合が、世界中から集めたやかん達。

まず“やかん組合”って何?って感じですが、世の中にはいろいろな物に愛着を持つ人がいるんですね。でもこの本を眺めていると、確かに、だんだんやかんが愛おしくなってきます。これ可愛いなぁ、とか、これは渋い、とか。ちなみに麻布やかん組合の構成員は2名だそうです。



その他にも、いろいろと入荷しておりますので、岡本にお越しの際は、是非お立ち寄りください。


2013年11月25日月曜日

川上未映子さんの本

川上さんの芦屋ルナ・ホールでの講演が素晴らしすぎて、未映子熱が再燃しています。

ということで、びすこ文庫に現在ある川上未映子さんの本を、一部ご紹介です。


● 『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』 川上未映子 (ヒヨコ舎)



私の未映子さんとの出会いの本。永遠のマイ・ベストセラー。
デビュー作にして、装画があの野中ユリ。


●『わたくし率、イン 歯ー、または世界』 川上未映子 (講談社)


未映子さんの初小説。こんな小説見たこと(読んだこと)ない。「私」とは一体何か、永遠に答えの出ない問いに挑み続ける。


●『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』 川上未映子 (青土社)



初の詩集、ということになっているけど、詩でも、小説でもなく、なんとも形容のしようのない文章群。中の「ちょっきん、なー」がたまらなく好き。

● 『乳と卵』 川上未映子 (文藝春秋)


言わずと知れた、芥川賞受賞作。後半の母と娘のガチの対峙に、胸が熱くなります。

● 『ヘブン』 川上未映子 (講談社)


初の大阪弁ではない小説。大阪弁でも、標準語でも関係ないねんで。
いじめ問題を扱った小説と捉えられがちだけど、善とは何か、悪とは何か、という根源的テーマに挑戦した作品。

● 『すべて真夜中の恋人たち』 川上未映子 (講談社)


初の恋愛小説、と言われているけど、そんなもんじゃないですよ。
全部読んでから、最初の1ページを読み直すと、その美しさに圧倒される。装丁も美しすぎる1冊。

● 『ぜんぶの後に残るもの』 川上未映子 (新潮社)


震災をはさんで書かれたエッセイ集。どこにいようと、何を職業にしていようと、震災前、震災後という区切りからは逃れられない。


●『薔薇は生きてる』 山川彌千枝 (講談社)


16歳で結核で亡くなった山川彌千枝さんの作品集。復刻にあたり、未映子さんも解説を寄稿。解説を読んでから、再読するのもいいです。

● 『音楽の詩 vol.2』

24名の著者が綴った32編の音楽の言葉達。
未映子さんは、表紙と、随筆を寄稿。文筆歌手か。


● 『M girl 08 春夏版』


さすが蜷川実花さん編集の雑誌だけあって、明るい色遣いの写真が満載。蜷川さんと未映子さんの長時間対談と写真を収録。


●『早稲田文学 復刊1号』


休刊と復刊を繰り返す文学誌、早稲田文学の第十次、復刊1号。篠山紀信による未映子グラビアと、短編「戦争花嫁」を寄稿。


● 『GINGER L 01』 幻冬舎



幻冬舎の文芸誌、GINGER L(ジンジャーエール)の創刊号。未映子さんは、「ポカリスエット」という短編を寄せています。ジンジャーエールに、ポカリスエットって。


その他にも、随時、入荷・再入荷していますので、お気軽にお尋ねください。喜びます。

2013年11月24日日曜日

クリスマスコーナー

クリスマスまであと1カ月ですね。
せっかくクリスマスツリーもいただいたので、コーナーを作ってみました。



これからクリスマスに向けて、ここも、もっと充実させていきたいです。

2013年11月23日土曜日

【次回展示】 西村ゆり ことばのてんじ 12/1~12/24

現在、びすこ文庫では、しおみちひろ原画展を開催中ですが、次回は12月1日(日)より、「西村ゆり ことばのてんじ」を開催します。

朗読グループ“ななつきぐも”のメンバーとしても活動中の西村ゆりさんですが、びすこ文庫では店内全体を自由に使っていただいて、“ことばのてんじ”をしていただきます。

そこにいるだけでこちらも癒されてしまうような、柔らかな雰囲気をまとった西村ゆりさん。私自身がそんな彼女のファンで、今回の展示をお願いすることとなりました。びすこ文庫をどんなことばで飾ってくださるのか、とっても楽しみです。

「西村ゆり ことばのてんじ」
期間:12月1日(日)~12月24日(火)
時間:13:00pm ~19:00pm
(水曜、木曜はお休みです。)

 
「そして変わらず 家族はつづいて ゆくものだ」

 いろいろの変化があるようで
 だけど、結局は何も変わっていないということ。

 じぶんのこと、まわりのこと、くらしのこと。

 気になったこと、引っかかったことを
 日記のような、短い言葉につづったものを
 並べようと思っています。
 
 
同期間には、神戸古本屋スタンプラリー “はんこちょうだい” も行っていますので、併せてお立ち寄りいただければ幸いです。
 
ということで、しおみちひろさんの素晴らしい原画展も11月いっぱいとなります。こちらもぜひ、一人でも多くの方にご覧いただければと思います。

2013年11月22日金曜日

新入荷本のご紹介

最近の新入荷の一部をご紹介いたします。

●『古書収集十番勝負』紀田順一郎(創元推理文庫)
 ビブリオ・ミステリーで有名な紀田さんの人気作。

「本のために、ここまでやるか?」と、登場人物たちの古書収集熱は、狂気とも思えるほどです。ですが、読み進めるうちに、その熱狂ぶりが、滑稽にも思え、なんだか憎めなくなってくるから不思議です。

本だけに限らず、人の執着心ってすごいなぁ、怖いなぁ、と思わされる一冊。古書の世界の奥深さを垣間見れます。



●『銀二貫』高田郁(幻冬舎)
 “一里の道は一歩では行かれへん。けんど一歩一歩、弛まんと歩き続けたら、必ず一里先に辿り着ける。お前はんは、もう歩き出したんや。転んだなら立ち上がったらええ。簡単に諦めたらあかんで”

評判に違わず、素晴らしいお話でした。途中、何度も目頭が熱くなり、これはヤバイと、後半は家で読んで、周りを気にせず泣きました。高田郁さんは「みをつくし」シリーズに限らず、ええ話、書かはるなぁ。



●『旅粒 五号』 旅粒 (古本ではなく、新刊のリトルプレスです。)
びすこ文庫初登場の、北海道発のリトルプレスが届きました。
http://biscobunco.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

“日々が旅。地図はあなたのなかに。”
旅に限らず、食のこと、体のこと、ひいてはライフスタイル全般を考え直すヒントとなるはずです。すべてはつながっているんだなぁ、と感じました。発行者のお二人が、3年をかけて作った変化と進化の記録。ひとつひとつの記事が本当に素晴らしいです。兵庫県での取り扱い店は、びすこ文庫だけですので、お立ち寄りの際には是非お手に取ってみてくださいね。



●『愛のパンセ』谷川俊太郎(新風舎)
 谷川さんが20代のときのエッセー集。

エッセー集と言いながら、詩あり、歌あり、モノローグドラマあり、のとっても楽しい作品集です。

言葉では語れないものを、言葉で語ってしまう凄さ。読んだだけで、ベートーヴェンを聴きたくなりました。詩人とは、24時間、詩人なんだなぁ。

装丁も、何とも言えず可愛らしい一冊です(絶版本)。


 
●杉浦さやかさんの本たち

 杉浦さんの本は、見ているだけでうきうきするような、可愛くてカラフルなイラストや写真でいっぱい。でも可愛いだけじゃなくて、毎日を楽しく過ごすヒントが満載なんです。

実は、びすこ文庫には、こんな可愛い本も置いております。



●『みさおとふくまる』 伊原美代子 (リトルモア)

おばあと、猫のふくまるの愛らしい表情が、たまりません。思わず抱きしめたくなる一冊です。
びすこ文庫には、動物本の棚もありますよ。



その他にも、いろいろと新入荷しておりますので、岡本へお越しの際には、ぜひお立ち寄りください^^