2013年8月30日金曜日

ペンキ塗り2&3日目(内装シリーズ③)

昨日、今日と、本チャンのペンキ塗りを。

<8/29(木)>

9:30am 作業開始

①ペンキ準備 ペンキ9:水1の割合



②マスキングテープで養生

③角や隅をハケでペンキ塗り

④全面をローラーでペンキ塗り

12:15pm 作業終了、お昼

写真だと、まったく違いが分からないなぁ。

本当は、ここで、ペンキ塗り終了の予定でしたが、まだムラがあるような、ちょっと下地が見えてるんじゃない?ってことで、引き続き、次の日もペンキ塗りの続行を決定。とことんやるで!

<8/30(金)>

9:00am  作業開始

①窓枠の養生&ペンキ塗り
 窓枠も白に塗ることを今日決めたので、まずは窓枠の養生から。決めた要因は、昨日Kameli Apartmentさんで、素敵な白い窓枠を見たため。単純。




②壁ペンキ塗り 三度目

BGMは、今日も飽かずに、いきものがかりのニューアルバム。こんな時こそ、OKABARADIOを用意してくればよかったと後悔。

12:00pm  作業終了


やっぱり写真だと違いが全く分からない。。。

完璧とはいきませんが、自分的にまぁまぁ合格点かな、という所までいったので、これにて、ペンキ塗り終了です。とりあえず、ひと段落。

内装シリーズ、次のステージへ。

2013年8月27日火曜日

ペンキ塗り1日目(内装シリーズ②)

本日の作業はこんな感じ↓

9:30 am 作業開始

①ホコリが落ちないよう梁などを水で拭きあげる。

素ん晴らしく立派な梁

②ペンキを塗らない箇所を、マスキングテープで養生

いろんなタイプのマスキングテープがあります

③角や隅を、ハケを使ってペンキ(シーラー)塗り


BGMは、いきものがかりのニューアルバム。

12:30 pm お昼休憩
       近くの公園で、ランチ。暑さも和らぎ、風が心地よい季節になったなぁ、とホッと一息。

④残りの面全体を、ローラーを使ってペンキ塗り

16:00 pm  作業終了

本日の成果は、こんな感じ↓


写真では分かりにくいですが、とりあえず白くはなりました^^;

ペンキ塗りなんて初めての経験で、いろいろな道具を使うだけで、面白かったです。


なんか、いまだにペンキの臭いがする気がする。

本日塗ったのは、シーラーと呼ばれる塗装の下地で、明日からは本チャン(?)のペンキを塗りまーす。
まだまだがんばる。



2013年8月26日月曜日

只今、工事中につき(内装シリーズ①)

いよいよ、びすこ文庫の内装が始まりました。

天井をぶち破ったら、屋根とか梁とか、予想以上にいい感じで、テンションあがりました^^




天井も塗装しようと思っていたけど、今の木の感じもいいなぁ。このままで残そうかなぁ。

今日は、内装業者さんにペンキ塗りのレクチャーを受け、明日から、塗装を始めます!
まだ何もないこの空間が、今後どういう風に変わっていくのか、楽しみです^^
がんばろ。



*びすこの読書ノート*
「海からの贈物」 リンドバーグ夫人 吉田健一訳 新潮文庫 1993年50刷改版

“この島に来たての頃のことを振り返ってみると、私がひどく欲張りな貝殻の集め方をしていた感じがする。・・・
所有欲は、美しいものを本当に理解することと両立しないのである。・・・
浜辺中の美しい貝を凡て集めることはできない。少ししか集められなくて、そして少しのほうがもっと美しく見える。”

物を持ち、富を得ることが是とされる風潮の真っただ中にあったアメリカで、この名著が書かれたことに深く感動を覚えます(1955年頃の著)。著者が、この悟りにも似た境地にいたるために、街から離れ、ある島に籠ったというのも興味深いです。

島での生活を送るうちに、都会では、
“質ではなく量が、静寂ではなく速度が、沈黙ではなくて騒音が、考えではなくて言葉が、そして美しさではなくて所有欲が、価値の基準に”
なっていることに気付きます。

そして、
“現代の伝達の方法がいろいろな問題を我々に課して、それは人間の体力が堪え得る量を越えている。”
という言葉からは、コンピューターやITと呼ばれるものがもたらしてくれた「便利」とは、いったい何なんだろうと、分からなくなってしまいました。決して「便利」=「幸せ」とならないことは、多くの人が指摘している事ですが、では、何のために、私たちはがむしゃらになって現在の社会を築きあげてきたのでしょう。

“未来は現在の代用になるだろうか。そして私たちが現在を無視して、それで未来がよくなると言えるだろうか。・・・
(アメリカは)未来に対して貪欲な余りに、その現在を楽しんでいる暇がない。”
アメリカに限ったことではなく、現代社会に生きる人すべてが直面し、考えなければならない問題が、この本には詰まっていました。



2013年8月20日火曜日

届け出ました

昨日、税務署に開業届を出してきました。いよいよです。

とは言っても、正真正銘、初開業。税のこととか、帳簿の付け方とか、本当に皆目分かりません。なので、税務署の方に、しつこく質問して、手取り足とり教えていただきました。
最近のお役所の方たちは、親切ですね~。一昔前の、高圧的態度なんて微塵も感じられず、ど素人の私に、優しく教えてくださいましたよ。

こんな記帳の練習帳などもいただいてきました


会計や確定申告について学べる講座(無料!)も申し込んだので、これから少しずつ勉強して行こうと思います。正直、数字は苦手なんですが、新しいことを学ぶのは好きなので、そこは目をつぶって、楽しみながら頑張ります^^ まずは、地道に、これまでにかかった経費の帳簿付けだな。

*びすこの読書ノート*
「本の声を聴け ブックディレクター幅允孝の仕事」 高瀬毅 文藝春秋 2013
“一冊一冊は、同じ商品なのに、それを一本の木にたとえれば、その木の種類、集め方植え方によって、まったく違う森が出来るということだ。その森の中にひとたび入れば、胸の奥に眠っていたもの、意識下にひそんでいた感覚が呼び覚まされるのだ。”

やっぱすごいな、幅さん。
書いてあること全部真似したいと思ったけど、きっと真似しようとして、できることじゃないんだろうな。 本との“幸福な事故”を演出するためには、おそらく想像以上に、地道な作業の積み重ねが必要だろうと思います。

“人が本屋に来ないのなら、人がいる場所に本が出ていくしかない」”

そうそう。「最近、本が売れなくなった」と嘆いているだけじゃ何も変わらないので、これからも、どんどんいろいろな場に出ていかないとダメですね。

そして、本好きじゃない人にも来てもらえる、限りなく敷居の低い店を作りたいです。2階ではありますが。

“「あらゆるもの」が等価に結びついている風景」 ・・・
 価値に上下を付けない。そういう考え方に魅力を感じない。それよりも、優先するのは、その人、つまりは一人ひとりにとって面白いこと、心が動かされることだ。”

本に優劣は無いし、価値の大小も無いと思います。あるのは、それぞれの方が、それぞれの時期に、必要とする本、心動かされる本が違う、ということだけ。たくさんの方が、本との“幸福な事故”にあえるよう、仕掛けていきたいと思います。



2013年8月17日土曜日

勝手に紹介、ABC古本市参加店(神戸の古本屋さん大集合)

本日は、「ABC古本市 & 企画展」(9月9日~18日@神戸・岡本FARM HOUSE CAFE)にご参加いただける神戸(ゆかり)の古本屋さんを、勝手に紹介しちゃいます。
(五十音順です~)

エメラルド・ブックス(西元町)
元町商店街の西に今年3月にオープンした、ぴっかぴかの古本屋さん。
絵本や児童書を中心とした、おっしゃれ~な店内で、喫茶もできます。
そして個人的には、店主さんのブログが、かなりツボ。
 
トンカ書店(元町)
言わずと知れた、神戸の古本屋界のビッグネーム、トンカ書店さん。
女性の古本屋さんとしても先駆的存在です。
なにより店主のトンカさんがチャーミングすぎて、トンカさん会いたさに通うお客さんも多いです。
何を隠そう、私もその一人。

ハニカムブックス(元町)
乙女な古本と雑貨のならんだ、とにかく乙女づくしな空間。
その空間を楽しめていることに気付き、自分にも乙女な部分が残っていたのかと、嬉しくなります(笑)。乙女な人も、そうじゃない人も、自分の中の、乙女な部分が爆発しますよ。

ワールド・エンズ・ガーデン(王子公園)
灘区王子公園のゆる~い古本屋。でも実は、熱い気持ちを秘めてます。
現在、店内のプレオープンスペースにびすこ文庫棚を設置いただいていたりと、店主さんにはお世話になりすぎて、足を向けて寝られません。
(看板猫のぶんちゃんが稼ぎ頭です。)

blackbird books (神戸ご出身)
新刊書籍と古本のセレクトショップをネットでされています。
サイト、かっちょいいです。セレクションも、かっちょいいです。ロゴもかっこいいなぁ。
素敵すぎるので、神戸ご出身というだけで、今回無理やり、参加をお願いしちゃいました。
(現在大阪で、物件を探されてます。)

びすこ文庫(岡本)
9月29日(日)、神戸・岡本にオープンします。
まだオープンもしていないペーペーなのに、無謀にも古本市を企画。実施できるのは、一重に快く参加を承諾してくださった、先輩方のおかげです。感謝!!

以上、独断と偏見に満ちた、参加店紹介でした~。
(古本市の詳細は、http://www.biscobunco.com/ まで。)

私自身、各店の選書が楽しみでならないです。今更ながら、すごいメンツですよ、これは。
絶対、来て損はないです。

p.s. 余談ですが、上記参加店・店主さんの8割方がB型と判明。おそろしや~



2013年8月14日水曜日

フライヤー設置のご協力に感謝!!

9月9日~18日、神戸・岡本FARM HOUSE CAFEでの「ABC古本市 & 企画展」、現時点で、フライヤー設置・配布にご協力いただいているお店です。
沢山のご協力に感謝します。

<古本市出店者の方々>
エメラルド・ブックス(西元町)  
トンカ書店(元町) 
ハニカムブックス(元町) 
ワールド・エンズ・ガーデン(王子公園) 
blackbird books (神戸ご出身) 
びすこ文庫 (岡本) 

<ブックイベント主催者の方々>
enbok
ななつきぐも

<神戸>
FARM HOUSE CAFE
六珈
ロブジェ キ ペピ
Zenma
Mahisa
いしころカフェ
ヨディ
エルドミンゴグランデ
vivace
vacation club
ひつじ書房
ひつじ茶房
いろは
ほたるカフェ
sori
カフェハル
月森
coffee shop LEAD
Renca
Kameli Apartment

<大阪>
本は人生のおやつです!
駒鳥文庫
ON THE BOOKS
FOLK old book store
居留守文庫
iTohen
colombo
・スタンダードブックストア心斎橋店
笹部洋画材店
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(プロミス株式会社)心斎橋お客様サービスプラザ
digmeout cafe
住み開きスペース511


<京都>
レティシア書房
町屋はんのき
食堂スーフル
恵文社バンビオ店
ガケ書房
カライモブックス
YUY BOOKS
NOT PILLAR BOOKS
恵文社一乗寺店
OKABAR

<倉敷>
蟲文庫

【8/29更新】
こちらは随時、更新いたします。
引き続き、ご協力のほどよろしくお願いいたします!!

古本市詳細は、びすこ文庫HPをご覧ください。

2013年8月11日日曜日

初陣@下鴨納涼古本まつり

行って参りました、下鴨納涼古本まつりの初日。どこが納涼だ、とつっこみたくなるほどの、過酷な暑さの中、10時の開始前から、たくさんのお客さんが集まり、今か今かと開始宣言を待っていました。

開始前から、この人手。

開始宣言と同時に、各店の本を覆っていたビニールシートが外され、戦闘開始です。なにしろ、この暑さですので、いかに短い時間で良い本を探し出して、体力を温存するかが勝負です。16日まで6日間の長期戦ですからね。それが表情にも表れていたようで、知り合いが私を見つけてくれたとき、「眼光が鋭くて、声をかけるかどうか迷った」と言われてしまいました。いや、必死だったんですよ、本当に(笑)。10時から12時までの2時間、短時間集中で、本日の仕入れを終わらせ(というより、もう2時間で限界でした)、ヤマトさんに発送をお願いし、私の初陣は終了しました。

でも、さすが日本最大級の古本市だけあって、そこにもここにも知った顔が。懐かしい人や、意外な人、たくさんの本好きさんたちと会えて、やっぱり楽しかったです。でも、やっぱり暑すぎました^^;


*びすこの読書ノート*
「イニシエーション・ラブ」 乾くるみ 文春文庫 2007

この本、「必ず二回読みたくなる小説」との謳い文句ですが、私もまんまとハマりました。今でも、まだ頭の中で、ストーリーを反芻してます。最後の最後の一言まで、普通の恋愛小説だと思って読んでいました。やられた!これは再読しないと、気持ちの整理がつきません。


レティシア、Not Pillar、そして下鴨。

いやはや、毎日暑いです。でも、暑いなんて言ってられません。
京都のレティシア書房さんで、夏の一箱古本市が開かれているというので、行ってきました。20店ほどのお店の本が、レティシアさんの店内に集合しているのです。そんな機会滅多にないですよね。あれだけのお店の本が一堂に会している風景はなかなか圧巻でした。でも、レティシアさんに行くと、私はいつも店主さんとのお話の方に夢中になってしまうのですが。。。店主さんには、お会いする度に、貴重なアドバイスをいただき、励ましていただき、本当に感謝しているのです。これだけの数のお店の方が、参加されているというのも、店主さんの人望のなせる技なのでしょう。



昨日の京都では、もう1店お目当てのお店がありました。それが、出町柳のNot Pillar Booksです。3坪の場所で、本屋さんをされているというので、これは絶対に伺いたい、と思っていました。アパートの1室にあるお店なのですが、場所など、しっかり調べて行って良かったぁ。知らなければ、まずアパートの玄関のドアを開けるのに、戸惑いますし、中に入っても、年季の入ったアパートそのもので、靴を脱いで入ることに面喰ってしまいました。


でも、そこはWebで調べていた通り、と勇気を出して、2階へ。2階の1室の前に、“NOT PILLAR BOOKS”の表示を見つけ、恐る恐る扉を開けたのでした。我々客も、店主さんも1瞬の驚きがあり、微妙な間の後、お店の本をゆっくり見させていただきました。リトルプレスなどを中心としたエッジの効いた個性的な本ばかりが並ぶ店内。8割は見たこともない本で、改めて本の世界の懐の深さを感じました。そこで購入したリトルプレス「仕事文脈」がかなり面白かったです。vol.2の特集が「地方と仕事」で、まさに今、私が読むべき本でしょう、と早速、帰りの電車の中で読みました。



表紙の「山さすり係」ちゃんの絵もたまらなく好きです。こういった面白いリトルプレスを出している、小出版社との出会いも、本屋さん巡りの醍醐味だなぁ、と思います。

みなさん、ご存じのように、レティシア書房さんのリトルプレスの充実ぶりも素晴らしいです。夏の一箱古本市は、8月18日(日)まで開かれているので、併せて、是非訪れて見てください。

そしてそして、今日からはいよいよ下鴨神社での古本市のスタートです。私も、糺の森の合戦へ出陣です。暑さはもう諦めました。しゃーないです。自分の体力の続く限り、楽しみながら本を選んで来たいと思います。
私の体力よ、どうか持ってくれますように。

*びすこの読書ノート*
「ボクは坊さん。」 白川密成 ミシマ社 2010
“「宗教」や「信仰」は、多くの人が共通してもっている普遍性を、壁に頭を打ち付けたり、戻ったりしながら、繰り返し考えてきた。・・・ 「自分」だけで考えることとは、あきらかにタイプの違う、多層的な思考や存在がそこにはある。だからこそ、には自分が考えるためのヒントがあると感じる。”

宗教に対するイメージって人それぞれだと思いますが、この筆者のような同世代のお坊さんが、自らの言葉で出来るだけ平易に、宗教や仏教について理解を得るべく努力されている姿に、好感を持ちました。全く、高い所から話している感じがしないのがいい、です。
平易な言葉だからこそ、自らハッとする “気づき” もあって、宗教の持つ意味について、何度も頷きながら、読み進めました。

“宗教には、さまざまな意味をひっくるめた「思想」や「アイデア」、「祈り」「世界観」など“長期保存”することができるという、保存装置のような性格がある”

これまで人間の歴史とともに、ずっとあった宗教。長い長い間、考え尽くされて、現在の形になっているとしたら、それを学んでみるのも、いいかもしれません。

“「若い頃から、何人ものお葬式を拝んでいる時に、生まれる前の感じと、死んだ後の感じって似ているんじゃないかな、と感じることがあるんです。そして、それが一番、普通の状態かなって思うんです。だから、“生きている”というこの時間は、僕たちが感じている以上に、とても短い、すごく特殊な時間のような気がしてしまいます」”

そう、今、現在に生きている私たちは、“お祭り”の最中なんだ。だったら、思いっきり楽しんで、走り抜けるしかないよね、と思いました。




2013年8月8日木曜日

ひつじ書房@岡本

昨日、遅ればせながら、神戸・岡本にある児童書専門書店「ひつじ書房」さんに、ご挨拶に伺うことができました。業態は違えど、岡本で本屋をやるからには、ひつじ書房さんにご挨拶しない道理はない、と分かってはいましたが、長年この地で素晴らしい児童書専門店を営まれて来た方に、私のような超新参者が古本屋をオープンすることをどう思われるのだろう、と怖気づいていたのかもしれません。

恐る恐る「あの、ご挨拶に伺ったのですが」と、お声をかけると、「あら、まぁまぁ、どんなご挨拶を?」と優しく言ってくださり、まずはホッとしました。それから、いろいろお話をさせていただきました。やはり話は海文堂さんのことになり、お互いしんみりとしてしまいましたが、それでも希望の持てるお話を教えてくださったり、図書館を辞めてどうして児童書専門書店を開かれるに至ったか、ひつじ書房さんの本に対する、そして本との出会いをお手伝いすることに対する思いを、いろいろとお聞きすることができ、私はそのことに勇気をもらった気がしたのでした。

岡本にこのような素晴らしい本屋さんが、これからもずっと在り続けることを切に願い、微力ながらも、自分にできることを考え、実行していきたいと思いました。

そして、ちゃっかりABC古本市+企画展のフライヤーと、ショップカードも置かせていただいてきました^^
ありがとうございました!!またすぐに伺います。




*びすこの読書ノート*
「小商いのすすめ」 平川克美 ミシマ社 2012
“国民経済にとって重要なことは、経済を拡大するか、縮小するかということではなく、均衡するということ。もし、経済が均衡的に拡大する条件を失っているならば、縮小して均衡させる方策を考えなくてはならない。”

目から鱗。これまで、どれだけ自分や周りが、経済理論の幻想に惑わされてきたか。問題は、大きい、小さいじゃなくて、要はバランスなんだ、ということがよく理解できました。拡大経済への夢想を、きっぱりと断つ時が来たようです。この本を出版しようと思ったミシマ社は、やはりすごい出版社です。

2013年8月4日日曜日

ABC古本市+企画展、渾身のフライヤー入稿!!

9月9日~18日、神戸・岡本での「ABC古本市 & 企画展」、しおみちひろ画伯による素晴らしいフライヤーが出来上がりました。画伯、渾身です!!



ねっ?素敵でしょ? 実物は、来週くらいから配り始められると思うので、また見かけたら、是非お手に取ってみてください^^

「ABC古本市+企画展」の詳細は こちら ↓ 

『びすことあなたの A(art)B(book)C(cafe)
~神戸古本市 & こしょこしょ展~ @FARM HOUSE CAFE』


神戸(ゆかり)の古本屋さんによる古本市 + 『本、絵本、童話』をテーマにしたイラスト企画展を、神戸・岡本のFARM HOUSE CAFEにて開催します!!
神戸らしく、ちょっとおしゃれに、ワイン箱での古本市です。
 
日程: 9月9日(月)~9月18日(水) *12日(木)、14日(土)はお休み

時間: 月~金 14:00~20:00 (9日、10日、11日、13日、17日、18日) 

      日・祝  13:00~20:00  (15日、16日)                       

場所: FARM HOUSE CAFE (阪急岡本駅 北改札すぐのお家カフェ) 

     http://farmhouse-cafe.com/
 
参加店は、選りすぐりの神戸の古本屋さん、下記 6店舗です !!
・エメラルド・ブックス(西元町)  http://emeraldbooks.blog.fc2.com/
・トンカ書店(元町) http://www.tonkabooks.com/
・ハニカムブックス(元町) http://honeybooks.exblog.jp/
・ワールド・エンズ・ガーデン(王子公園) http://www.worldendsgarden.com/
・blackbird books (神戸ご出身) http://blackbirdbooks.jp/
・びすこ文庫 (岡本) http://www.biscobunco.com/
<五十音順、敬称略>

期間中、「ブクブク交換会」や「ななつきぐも朗読会」などのブックイベントも開催(詳細は)。
カフェでは、限定スイーツも楽しめますよ。
本当に盛りだくさんな、楽しいイベントになること間違いなしです。
みなさん、読書の秋 9月は、神戸ですよ!!

古本市に関するお問い合わせは、mail : info@biscobunco.com びすこ文庫まで。


2013年8月3日土曜日

「はにかむ絵本の会」へ足を踏み入れちゃった

今朝は、毎月1回、元町のハニカムブックスさんで、開催されている「はにかむ絵本の会」へ行ってきました。絵本に興味はあるけれど、乙女なお店のハニカムさんで、乙女な方々の絵本の会へ、基本おっさんと言われる私が、足を踏み入れて良いものかどうか、と迷いましたが、思い切って参加しちゃいました。
しかも、今朝は徹夜明けのぼや~っとした頭で、なんだか自分でもよく分からないうちに、ハニカムさんまで、辿りついた状態。こんなんで、参加していいんかな~、とまたもや気持ちは揺らぐも、すでに店主さんに見つかってしまい、もう逃げられません。やはり、覚悟を決めました。今日は、乙女なのだ、私は乙女なのだ、と自分に呪文をかけながら、他の参加者の方々をお待ちしておりました。

なんて、それまでの杞憂は、全く不要なものでした。始まってみれば、それぞれの絵本の魅力や紹介してくださる方のお話に夢中で、変にハイになっていた私の頭をトーンダウンさせてくれ、しっとりまったりと幸せな気分に、いつの間にかなっていたのでした。「はにかむ絵本の会」の癒し効果、恐るべし。無理してでも行って、本当に良かったです。また日が合えば、次回も参加したい。

今回、紹介された本は、↓の絵本たち。

 
私が、紹介したのは、5月7日のブログでも紹介した「ルリユールおじさん」と、7月31日のブログでも紹介した「恐竜の飼いかた教えます」の2冊。ブログで過去に紹介していることからも分かるように、本当に大好きな絵本です。他の方が紹介された絵本は、「そんなときなんていう?」「あまがさ」「からすたろう」「サリーのこけももつみ」「パンのかけらとちいさなあくま」。1冊1冊素晴らしくて、それぞれの方の朗読の声の感じも相まって、絵本ってこういう楽しみ方もあるのだなぁ、と新たな発見でした。

さて「はにかむ絵本の会」、次回は、9月14日(土)開催だそうですよ。どうしようかなぁ~と迷っているあなた、たまには乙女な世界に足を踏み入れてみるのも良いものですよ。というか大半の女子は、もともと乙女なんでしょうけどね。もちろん、おっさんでも参加O.K.です。

カフェで古本市、ブックイベント2つ決定!!

9月9日~18日、神戸・岡本での「ABC古本市 & 企画展」、期間中のブックイベント2つが決定いたしました!!

<ブックイベント①>
enbok presents  「ブクブク交換会」
“BookとBookの交換、略してブクブク交換。テーマに沿って持ち寄った本を紹介、交換し合う会です。”
今回のテーマは、“残暑” と “人に薦めたいこの1冊” です!!
日時:9月13日(金)19:00~ 
参加費:1,000円(ドリンク付)、定員8名
予約受付先は、メール:en.bok.2012☆gmail.com、or Twitter: @en_bok まで。
満員御礼
              

<ブックイベント②>
ななつきぐも朗読会」
"ひとりで読んだり誰かと声を重ねたり、たまに音と遊んだり。3人で楽しく自分たちの言葉を朗読します。"
日時:9月16日(月・祝)18:00~ 
投げ銭制(+1オーダー)
予約不要

2つとも主催の方々は、はるばる京都から神戸までお越しくださいます。ありがたい。。。
皆さま、ぜひぜひ奮ってご参加ください!!

「ABC古本市+企画展」の詳細は こちら ↓ 

『びすことあなたの A(art)B(book)C(cafe)
~神戸古本市 & こしょこしょ展~ @FARM HOUSE CAFE』


神戸(ゆかり)の古本屋さんによる古本市 + 『本、絵本、童話』をテーマにしたイラスト企画展を、神戸・岡本のFARM HOUSE CAFEにて開催します!!
神戸らしく、ちょっとおしゃれに、ワイン箱での古本市です。
 

日程: 9月9日(月)~9月18日(水) *12日(木)、14日(土)はお休み

時間: 月~金 14:00~20:00 (9日、10日、11日、13日、17日、18日) 

      日・祝  13:00~20:00  (15日、16日)                       
場所: FARM HOUSE CAFE (阪急岡本駅 北改札すぐのお家カフェ) 
     http://farmhouse-cafe.com/
 
参加店は、選りすぐりの神戸の古本屋さん、下記 6店舗です !!
・エメラルド・ブックス(西元町)  http://emeraldbooks.blog.fc2.com/
・トンカ書店(元町) http://www.tonkabooks.com/
・ハニカムブックス(元町) http://honeybooks.exblog.jp/
・ワールド・エンズ・ガーデン(王子公園) http://www.worldendsgarden.com/
・blackbird books (神戸ご出身) http://blackbirdbooks.jp/
・びすこ文庫 (岡本) http://www.biscobunco.com/
<五十音順、敬称略>

主に、古本市メインの情報になっておりますが、企画展の方は、しおみちひろ画伯に全面的にお任せしておりますm_ _m
いずれにしても、盛りだくさんな楽しいイベントになること間違いなしです。
みなさん、読書の秋 9月は、神戸ですよ!!

古本市に関するお問い合わせは、mail : info@biscobunco.com びすこ文庫まで。


2013年8月1日木曜日

さんちか即売会と、内装は楽し!の件

今日が初日の、さんちか古書大即売会へ行ってきました。


平日ながら、初日の盛況の中、印象に残ったのは、おじさま達が一心不乱にお宝を探されている様子と、トンカさんがレジでめちゃくちゃ忙しそうだったこと。まさに“必死”という形容詞がぴったりで、出来ることなら、何かお手伝いしたかったけれど、手伝えるわけもなく、私に出来るのは本を買うことくらい。なぜか、先日、トンカ書店さんに観光客ツアーが押し寄せ、店内すし詰め状態で、パニクっていたトンカさんを思い出した。トンカさんは、いつでもどこでも、精神誠意、そんな方です。結局、私はトンカさんのところの本ばかり買って、会場をふらふら歩いていた口笛文庫さん(すいません!)とお話して、帰ってきました。

話は前後して、昨日は、びすこ文庫の内装について打ち合わせをしていたのですが、だんだん具体的になってきて、本当に楽しみです。今回内装をお願いする方も、どんどんアイデアを出してくださるし、私の、出来る限り自分で作りたいという要望も聞き入れてくださるし、絶対に良い店になるぞ、という予感と期待で、ワクワクする瞬間です。



今は、何もないこの空間が、どう変わっていくのか乞うご期待です。
9月の神戸ABC古本市(長いのでこう呼ぶことにしました)+企画展の開催中には、もしかしたら出来上がっていく過程のびすこ文庫をご覧いただけるかもしれません。

全然関係ないですが、今日のランチで入った水道筋のインドカレー屋さんSHIBA SHAKTIのキーマカレー、美味しかったなぁ。先日の奈良・大門玉手箱で、ミジンコブンコさんのキーマカレーを食べて以来、どうもキーマが気になって仕方がない。そして、インドカレー屋に行って、いつも思うのは、ナンが冗談みたいにデカイこと。




*びすこの読書ノート*
「最低で最高の本屋」 松浦弥太郎 集英社文庫 2009
“人にはその人にしかわからないそれぞれがあるから、歩む道もたくさんあって、その道それぞれに良さがあって、それは選ぶことができて、選ぶものがなければ新しくつくれば良くて、何回やり直しても自由に、止まったり引き返したって良いのです。”

この人の文章は本当におしゃれだなぁ、といつも感じます。上手い文章とは、また違う、とにかくおしゃれ。でも、いいとこの坊ちゃんで、ぬくぬくと育ってきたわけじゃない、かなり泥臭いことも沢山沢山経験されてきたことが、この本を読むとよく分かります。そして、辿りついたのが、「本屋」だったというのが、めちゃくちゃ嬉しい。

“自分のためになるってことは、そんなに大したことじゃないと思う。自分じゃない誰かに喜んでもらいたいと思ったときに、人はがんばれる。”

そう、その通りだと思う。自分のために頑張るのには限界がある。そんなの、たかが知れてる。誰か喜んでくれる人の顔を思い浮かべないと、底力は出ない。自分の100%を超えられない。

“既存の選択肢のなかで何かを選んでということではなくて、それ以外の新しい選択肢を自分でつくるということ。”

これは、とてつもなく難しく、勇気の要ることだと思うけれど、それに挑戦し続けられる自分でいたい、と思いました。