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2013年10月3日木曜日

びすこ文庫、オープンしました。

ご報告が遅くなりましたが、びすこ文庫、なんとか無事、オープンいたしました。

本当に沢山の方々のご協力と励ましにより、ここまで来ることができました。
ここからが本番です。みなさんに本とホッとしていただける空間を目指して、頑張ります。
(ブログの新タイトル、考えないと)


オープン前日に、なんとか並べ終わった本棚

オープンと同時に、しおみちひろ画伯のイラスト展も開催するため、前日に画伯直々に搬入いただきました。

展示中のイラスト原画の中の一枚

イラスト原画は、途中入れ替えも予定くださっていますので、是非足をお運びいただければと思います(購入も可能ですので、ご希望の方は、ご相談ください。)。

かわいいミニ原画の販売もしていますよ。

 
 
 
また、看板がオープン日に間に合わなかったため、急遽用意した黒板看板。
 

黒板にチョークで字を書くなんて、学生のとき以来。新鮮で、なかなか楽しかったです。
 
 
そして、少し前まで、自分でお店を始めるなんて考えてもいなかった私。オープンしてみて、まず驚いたのが、オープンの12時前から、続々届きだしたお祝いのお花たち。
驚きと感動で、オープン前に、涙してしまいました。
 


その後も、訪ねてくださる方々がお花や緑を持ってきてくださって、小さな店内はさながら植物園のように。全部全部大切にします。本当にありがとうございます!

オープンしてまだ営業3日。とにかく怒涛のように毎日が過ぎていきます。
これからも地道にコツコツがんばります。
今後とも、びすこ文庫をどうぞご贔屓ください。

明日(金)はまた、12時よりみなさまのお越しをお待ちしております。

 
 
 


2013年9月12日木曜日

棚のダボ打ち(内装シリーズ⑥)

1階のFARM HOUSE CAFEで、「ABC古本市+こしょこしょ展」が盛況の中(ありがたい!)、私は2階で、地味にトンカン内装作業です。

内装も、いよいよ本棚の工作に入りました。

棚の一部は、箱型にする予定なのですが(ワールドなんちゃらさんや、I留守文庫さんのパクリ)、本日は、出来上がった箱型の本棚に、ダボ打ちをする作業をしておりました。これが、超楽しいの! 

箱型の本棚とは、こんな感じ。


 使用する工具は、こちら。

 
ダボ打ちする前の棚面は、こんな感じ。上下に6個、穴が空いてますね。

ダボ打ち びふぉー

 
さて、作業開始。BGMは、先日の港町ポリフォニーでハートわしづかみだったトクマルシューゴ。

まず、
①ボンドを穴に、ちょいと流しこみ、


 
②木の棒を、トンカチでダボ穴に、埋め込みます。


 
③飛び出た部分を、のこぎりで切り落とし、
 


④ヤスリで、面をきれいにします。

 
 

⑤ダボ打ち完了

 


 
これを繰り返して、出来上がった棚面は、こんな感じ。穴が全部埋まってますね。

 
ダボ打ち あふたー

上面、下面それぞれ、8個ずつの穴で、一箱16個のダボ打ちを、ひたすら繰り返します。10箱作ったので、計160個のダボ打ち。

普段、トンカチやのこぎりを使う機会はなかなか無いので、これがとっても楽しかったのです(強がりでなく)。肉体労働は、いいです。最近、読み始めたエリック・ホッファーの「波止場日記」を思い出しました。肉体労働と思索は、最高の組み合わせだと気づかせてくれます。

明日は、店舗中央に置く、本棚の組み立てです(こちらはさすがに内装業者さんにお任せ)。徐々に、全貌を現しつつある、びすこ文庫。完成まで、いましばらく、お付き合いくださいませ。 

さてさて、1日お休みをいただいたABC古本市も、明日(913日)14時、再開します。こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

2013年9月10日火曜日

床塗り1&2日目(内装シリーズ⑤)

ABC古本市の開催と並行して、びすこ文庫の店舗内装も進んでいます。
昨日と今日は、床に塗料を塗ってきました。

美しく張られた↓の床板に、自分で塗料を塗るのは、ちょっと緊張。

びふぉー

まず、箒でお掃除して、雑巾で水拭き。これで下準備完了です。

天井や梁の色目と合うように、オイルステインを塗っていきます。
結果、こんな色合いになりました。

あふたー
天井と合ってるかなぁ。


1日目の作業はこれで終了。

2日目は、上からコーティングのための塗料(クリア)を塗っていきます。

まだ乾いてない塗料が分かるでしょうか。

相変わらず、写真では分かりにくい微妙な違いに、お付き合いいただきありがとうございましたm_ _m。
次は、いよいよ本棚だ!

内装も、ABC古本市もまだまだ続きます。

2013年9月5日木曜日

床板張り(内装シリーズ④)

びすこ文庫店舗の、床板張りが終わりました~。
(といっても、本日のパートは内装業者さんにお任せ^^;)


やっぱり床板が貼られると、全然雰囲気が変わります。またテンションあがりました。

天井の木の感じと色目が合うよう、この後、塗料を塗って、ちょっとダークな感じにしようかな(これは自分で塗ります)。
今日は、床に塗る塗料を決めて、本棚を作る材木の種類を決めて、終了。
本棚も一部自分で作るので、楽しみです^^


本棚はどの木で作ろうかな~



*びすこの読書ノート*
「私は生まれなおしている~日記とノート1947ー1963~」 スーザン・ソンタグ 木幡和枝・訳 
河出書房新社 2010

凄まじかったです。
著者の14歳から30歳までの日記を編纂したものですが、読んでいると、20世紀アメリカを代表する知識人と呼ばれるスーザン・ソンタグの、思索の渦に呑み込まれるような感覚に陥ります。

“人生を「条件付けられたもの」としては受け入れない”
“あらゆることは今から始まるー私はもう一度、自分で生まれなおす。”

この決意というか宣言を、16歳の時に言っちゃうって、やっぱりすごいと思いませんか。



2013年8月30日金曜日

ペンキ塗り2&3日目(内装シリーズ③)

昨日、今日と、本チャンのペンキ塗りを。

<8/29(木)>

9:30am 作業開始

①ペンキ準備 ペンキ9:水1の割合



②マスキングテープで養生

③角や隅をハケでペンキ塗り

④全面をローラーでペンキ塗り

12:15pm 作業終了、お昼

写真だと、まったく違いが分からないなぁ。

本当は、ここで、ペンキ塗り終了の予定でしたが、まだムラがあるような、ちょっと下地が見えてるんじゃない?ってことで、引き続き、次の日もペンキ塗りの続行を決定。とことんやるで!

<8/30(金)>

9:00am  作業開始

①窓枠の養生&ペンキ塗り
 窓枠も白に塗ることを今日決めたので、まずは窓枠の養生から。決めた要因は、昨日Kameli Apartmentさんで、素敵な白い窓枠を見たため。単純。




②壁ペンキ塗り 三度目

BGMは、今日も飽かずに、いきものがかりのニューアルバム。こんな時こそ、OKABARADIOを用意してくればよかったと後悔。

12:00pm  作業終了


やっぱり写真だと違いが全く分からない。。。

完璧とはいきませんが、自分的にまぁまぁ合格点かな、という所までいったので、これにて、ペンキ塗り終了です。とりあえず、ひと段落。

内装シリーズ、次のステージへ。

2013年8月27日火曜日

ペンキ塗り1日目(内装シリーズ②)

本日の作業はこんな感じ↓

9:30 am 作業開始

①ホコリが落ちないよう梁などを水で拭きあげる。

素ん晴らしく立派な梁

②ペンキを塗らない箇所を、マスキングテープで養生

いろんなタイプのマスキングテープがあります

③角や隅を、ハケを使ってペンキ(シーラー)塗り


BGMは、いきものがかりのニューアルバム。

12:30 pm お昼休憩
       近くの公園で、ランチ。暑さも和らぎ、風が心地よい季節になったなぁ、とホッと一息。

④残りの面全体を、ローラーを使ってペンキ塗り

16:00 pm  作業終了

本日の成果は、こんな感じ↓


写真では分かりにくいですが、とりあえず白くはなりました^^;

ペンキ塗りなんて初めての経験で、いろいろな道具を使うだけで、面白かったです。


なんか、いまだにペンキの臭いがする気がする。

本日塗ったのは、シーラーと呼ばれる塗装の下地で、明日からは本チャン(?)のペンキを塗りまーす。
まだまだがんばる。



2013年8月26日月曜日

只今、工事中につき(内装シリーズ①)

いよいよ、びすこ文庫の内装が始まりました。

天井をぶち破ったら、屋根とか梁とか、予想以上にいい感じで、テンションあがりました^^




天井も塗装しようと思っていたけど、今の木の感じもいいなぁ。このままで残そうかなぁ。

今日は、内装業者さんにペンキ塗りのレクチャーを受け、明日から、塗装を始めます!
まだ何もないこの空間が、今後どういう風に変わっていくのか、楽しみです^^
がんばろ。



*びすこの読書ノート*
「海からの贈物」 リンドバーグ夫人 吉田健一訳 新潮文庫 1993年50刷改版

“この島に来たての頃のことを振り返ってみると、私がひどく欲張りな貝殻の集め方をしていた感じがする。・・・
所有欲は、美しいものを本当に理解することと両立しないのである。・・・
浜辺中の美しい貝を凡て集めることはできない。少ししか集められなくて、そして少しのほうがもっと美しく見える。”

物を持ち、富を得ることが是とされる風潮の真っただ中にあったアメリカで、この名著が書かれたことに深く感動を覚えます(1955年頃の著)。著者が、この悟りにも似た境地にいたるために、街から離れ、ある島に籠ったというのも興味深いです。

島での生活を送るうちに、都会では、
“質ではなく量が、静寂ではなく速度が、沈黙ではなくて騒音が、考えではなくて言葉が、そして美しさではなくて所有欲が、価値の基準に”
なっていることに気付きます。

そして、
“現代の伝達の方法がいろいろな問題を我々に課して、それは人間の体力が堪え得る量を越えている。”
という言葉からは、コンピューターやITと呼ばれるものがもたらしてくれた「便利」とは、いったい何なんだろうと、分からなくなってしまいました。決して「便利」=「幸せ」とならないことは、多くの人が指摘している事ですが、では、何のために、私たちはがむしゃらになって現在の社会を築きあげてきたのでしょう。

“未来は現在の代用になるだろうか。そして私たちが現在を無視して、それで未来がよくなると言えるだろうか。・・・
(アメリカは)未来に対して貪欲な余りに、その現在を楽しんでいる暇がない。”
アメリカに限ったことではなく、現代社会に生きる人すべてが直面し、考えなければならない問題が、この本には詰まっていました。



2013年8月20日火曜日

届け出ました

昨日、税務署に開業届を出してきました。いよいよです。

とは言っても、正真正銘、初開業。税のこととか、帳簿の付け方とか、本当に皆目分かりません。なので、税務署の方に、しつこく質問して、手取り足とり教えていただきました。
最近のお役所の方たちは、親切ですね~。一昔前の、高圧的態度なんて微塵も感じられず、ど素人の私に、優しく教えてくださいましたよ。

こんな記帳の練習帳などもいただいてきました


会計や確定申告について学べる講座(無料!)も申し込んだので、これから少しずつ勉強して行こうと思います。正直、数字は苦手なんですが、新しいことを学ぶのは好きなので、そこは目をつぶって、楽しみながら頑張ります^^ まずは、地道に、これまでにかかった経費の帳簿付けだな。

*びすこの読書ノート*
「本の声を聴け ブックディレクター幅允孝の仕事」 高瀬毅 文藝春秋 2013
“一冊一冊は、同じ商品なのに、それを一本の木にたとえれば、その木の種類、集め方植え方によって、まったく違う森が出来るということだ。その森の中にひとたび入れば、胸の奥に眠っていたもの、意識下にひそんでいた感覚が呼び覚まされるのだ。”

やっぱすごいな、幅さん。
書いてあること全部真似したいと思ったけど、きっと真似しようとして、できることじゃないんだろうな。 本との“幸福な事故”を演出するためには、おそらく想像以上に、地道な作業の積み重ねが必要だろうと思います。

“人が本屋に来ないのなら、人がいる場所に本が出ていくしかない」”

そうそう。「最近、本が売れなくなった」と嘆いているだけじゃ何も変わらないので、これからも、どんどんいろいろな場に出ていかないとダメですね。

そして、本好きじゃない人にも来てもらえる、限りなく敷居の低い店を作りたいです。2階ではありますが。

“「あらゆるもの」が等価に結びついている風景」 ・・・
 価値に上下を付けない。そういう考え方に魅力を感じない。それよりも、優先するのは、その人、つまりは一人ひとりにとって面白いこと、心が動かされることだ。”

本に優劣は無いし、価値の大小も無いと思います。あるのは、それぞれの方が、それぞれの時期に、必要とする本、心動かされる本が違う、ということだけ。たくさんの方が、本との“幸福な事故”にあえるよう、仕掛けていきたいと思います。



2013年8月1日木曜日

さんちか即売会と、内装は楽し!の件

今日が初日の、さんちか古書大即売会へ行ってきました。


平日ながら、初日の盛況の中、印象に残ったのは、おじさま達が一心不乱にお宝を探されている様子と、トンカさんがレジでめちゃくちゃ忙しそうだったこと。まさに“必死”という形容詞がぴったりで、出来ることなら、何かお手伝いしたかったけれど、手伝えるわけもなく、私に出来るのは本を買うことくらい。なぜか、先日、トンカ書店さんに観光客ツアーが押し寄せ、店内すし詰め状態で、パニクっていたトンカさんを思い出した。トンカさんは、いつでもどこでも、精神誠意、そんな方です。結局、私はトンカさんのところの本ばかり買って、会場をふらふら歩いていた口笛文庫さん(すいません!)とお話して、帰ってきました。

話は前後して、昨日は、びすこ文庫の内装について打ち合わせをしていたのですが、だんだん具体的になってきて、本当に楽しみです。今回内装をお願いする方も、どんどんアイデアを出してくださるし、私の、出来る限り自分で作りたいという要望も聞き入れてくださるし、絶対に良い店になるぞ、という予感と期待で、ワクワクする瞬間です。



今は、何もないこの空間が、どう変わっていくのか乞うご期待です。
9月の神戸ABC古本市(長いのでこう呼ぶことにしました)+企画展の開催中には、もしかしたら出来上がっていく過程のびすこ文庫をご覧いただけるかもしれません。

全然関係ないですが、今日のランチで入った水道筋のインドカレー屋さんSHIBA SHAKTIのキーマカレー、美味しかったなぁ。先日の奈良・大門玉手箱で、ミジンコブンコさんのキーマカレーを食べて以来、どうもキーマが気になって仕方がない。そして、インドカレー屋に行って、いつも思うのは、ナンが冗談みたいにデカイこと。




*びすこの読書ノート*
「最低で最高の本屋」 松浦弥太郎 集英社文庫 2009
“人にはその人にしかわからないそれぞれがあるから、歩む道もたくさんあって、その道それぞれに良さがあって、それは選ぶことができて、選ぶものがなければ新しくつくれば良くて、何回やり直しても自由に、止まったり引き返したって良いのです。”

この人の文章は本当におしゃれだなぁ、といつも感じます。上手い文章とは、また違う、とにかくおしゃれ。でも、いいとこの坊ちゃんで、ぬくぬくと育ってきたわけじゃない、かなり泥臭いことも沢山沢山経験されてきたことが、この本を読むとよく分かります。そして、辿りついたのが、「本屋」だったというのが、めちゃくちゃ嬉しい。

“自分のためになるってことは、そんなに大したことじゃないと思う。自分じゃない誰かに喜んでもらいたいと思ったときに、人はがんばれる。”

そう、その通りだと思う。自分のために頑張るのには限界がある。そんなの、たかが知れてる。誰か喜んでくれる人の顔を思い浮かべないと、底力は出ない。自分の100%を超えられない。

“既存の選択肢のなかで何かを選んでということではなくて、それ以外の新しい選択肢を自分でつくるということ。”

これは、とてつもなく難しく、勇気の要ることだと思うけれど、それに挑戦し続けられる自分でいたい、と思いました。


2013年7月6日土曜日

ショップカード完成!

びすこ文庫のショップカードが完成しました。やった!
これまで、素人感満載の手作りしおりで、もしくはビスコで、ご挨拶させていただいてましたが、お待たせいたしました(誰も待ってないか)。これからは、しおりサイズのショップカードがありますよ~。嬉し^^

初版(?)は、こんな感じの3色パターン。むふ、私好みのシンプルかわいい。むふ。

びすこ文庫ショップカード3色しおり

裏はこんな感じ

 
マスコットキャラクターは、ビスケットが本を読んでいるという、なんともシュールかつかわいい、“ びすブン君/ちゃん(仮称)”。みなさん、何か良いネーミングがあれば、教えてください。採用された方には。。。。何か考えます^^;

デザイン・イラストは、by オチユキコ!オチさん、何から何までお世話になりましたm_ _m 私のイメージにばっちりこんの、シンプル、かわいい、ちょいシュール、を兼ね備えた素敵なショップカード、本当に本当にありがとうございます!
これから頑張って、ばらまきます!!

*びすこの読書ノート*
「西の魔女が死んだ」 梨木香歩 新潮文庫 2001
“アイ・ノウ”

こちらの作品は、私、映画化されたものを先に見て、ラスト、号泣し、その後、原作の小説を読んで、内容を知っているにもかかわらず、またラスト、号泣した、という原作・映画ともに素晴らしいというひじょ~に珍しい作品です。分かってるんだけど、どうにも感極まっちゃうんですよねぇ。さすが、児童文学者に師事したというだけある、梨木さんの優しい語り口に癒され、その世界に吸い込まれます。

2013年6月26日水曜日

CAFE de 買い取り、無事終了いたしました

FARM HOUSE CAFEでの本の買い取り、全日程、無事終了いたしました。

たった4日間でしたが、濃い濃い、素晴らしい経験をさせてもらいました。CAFEのご近所の方や、先日の“天神さんで一箱古本市”で出会った方、普段からCAFEに来られている方、などなど沢山の方と、買い取りや本の販売を通じて、コミュニケーションを取ることができ、本当に得難い経験でした。
まだまだ勉強不足で、ご迷惑をおかけしたところもあるかと思います。それを温かく受け入れてくださった皆様、本当に本当にありがとうございました。
また今回のカフェで買い取りの実施に際し、各方面の皆さまに、多大なるご協力をいただきましたこと、心より感謝しております。
これから、少しでも皆さんに喜んでもらえる古本屋を作っていくことで、恩返ししたいと思います。
今後とも、びすこ文庫をよろしくお願いいたします!!


*びすこの読書ノート*
「マダム小林の優雅な生活」 小林聡美 幻冬舎文庫 2001

いわゆる“女優さん”という高いところにいる感じがせず、大好きな女優さんです。エッセイに書かれている日常も、期待を裏切らず、面白い。まるでコントのような、三谷幸喜さんとの夫婦生活。電車の中で読むのは、つらかったです。
中でも爆笑したのが三谷氏の“ 心のアウトドア派 ” 発言… これからこの言葉マイブームになりそうです。言い訳するときに「いや、私は心の○○だから。」って。
この夫婦、理想だ~と思ってたのになぁ(執筆時は、まだご夫婦でした)。
片桐はいり、小林聡美、と来たら、次はもたいまさこ、を読むべきか。


2013年6月21日金曜日

ガチガチの買い取り初日終了

ガッチガチでしたが、FARM HOUSE CAFEでの古本買取り、無事初日が終わりました。ふぅっ

雨の中、わざわざ電車に乗って来てくださった方、お気に入りの片岡義男コレクションを譲ってくださった方、段ボール一箱分の本を寄付してくだったうえ、お庭に咲いていたという綺麗なアジサイをブーケにして手渡してくださった方、少しですが持っていった本を購入いただいた方、などなど、本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。来てくださった方とお話する中で、古本屋というのは、ただ要らなくなった本を処分するのではなく、本に込められた思いを次の方へ橋渡しする、そういう役目があることを、再認識しました。

雨にもかかわらず、足を運んでくださった方々、本当にありがとうございました!!

次回は、来週の月・火・水(24日、25日、26日)の3日間です。お気軽に遊びに来てくださいね。
http://www.biscobunco.com/

余談ですが、自分が思っていたよりもずっと緊張していたようで、終わった後、顔が違う、と言われました。努めてにこやかにしていたつもりだったのになぁ。


CAFE内びすこ文庫はこんな感じ



*びすこの読書ノート*
「森崎書店の日々」 柳沢里志 小学館文庫 2010
“頑強な自分の檻の中に立てこもるのはやめにしよう。動いて、いろんなものを見て、そこからいろんなものを学び取ろう。そして自分の居場所、自分がそこにいてもいいと自信を持って言える場所を探そう” 
“それは、心の問題なんだ。どこにいようと、誰といようと、自分の心に正直でいれば、そこは自分の場所なんだ。” 

失恋、傷心中の主人公が、叔父の営む古書店・森崎書店に居候し、さまざまな人々との交流を経て、心を癒していく物語。主人公の貴子は、初め、古書になど興味を持っていなかったのに、ふとしたことから本を手に取り、どんどんその世界に魅了されていく姿が、本好きとしてはとても嬉しかったです。
“そうした時を越えた出会いは、古本でしか決して味わえないものだった。” という気付きや、
“別に詳しいとか詳しくないとかは関係ないんじゃないかなぁ。・・・
それよりも一冊の本と出合って、それでどれだけ心を動かされるかってことが大事なんじゃないでしょうか。” といった言葉に、そうそう、その通り!と頷きながら読み進めました。
しかも、古書初心者なのに、選ぶ本が渋い。お~、のっけからそれを選ぶ?という感じの選書で、私もそれ読んでないとマズイよな、とちょっと焦りました(笑)。




2013年6月6日木曜日

古物商許可証だ!

今日は、東灘警察署へ行ってきました。

と言っても、決して悪いことをしたわけじゃないですよ。
古物商の認可が下りたと連絡をもらったのです。4月30日に申請したので、取得に要したのは37日か。約40日の相場(?)通りですね。「前科さえなければ、下りるよ。」なんて言う人もいたけれど、やっぱりホッとしました。

←写真にはないですが、名称と住所の欄は、手書きなんですね~。
書かれた文字がなんとも庶民的で(笑)、これを警察署の方が手書きしたのかと思うと、自然と笑みが。

早速、書籍商のプレートの手配をしよう^^

やっと、スタート地点に立った気分。





古物商許可番号: 兵庫県公安委員会第631101300020号


*びすこの読書ノート*
「サクリファイス」 近藤史恵 新潮文庫 2010

これはもう自転車好きにはたまらない小説。初めて読んだとき、「出会ってしまった」とまで思いました。サスペンスとしても十分楽しめますが、自転車が大好きな私としては、日本ではあまり知られていない自転車競技の醍醐味をここまで表現しきってくれたことに、拍手です。自転車のロードレースは個人競技である前に、チーム競技であること、時として個人の成績を度外視してでも、チームのために貢献することが求められること、こういった特殊な構図を知ってから、ロードレースを見れば、何倍も楽しめるはずです。まさにサクリファイス、自己犠牲の精神ですよね。日本ではまだまだ認知度の低い自転車競技の面白さを広く読者に知らしめてくれた著者に感謝します。続編や、スピンオフのストーリーもいくつも出ていますので、こちらで少しでも興味をもたれた方は、そちらも是非手にとってみてください!