●『ヘンな間取り』(イースト・プレス)
思わずツッコミたくなる日本の愛すべき間取り、190選です。
表紙にも書かれていますが、「ここにどうやって住めと?」と言いたくなるような、ツッコミどころ満載の間取りが、これでもか、これでもか、と続きます。
また、ひとつひとつの間取りにつけられた説明文も笑わせてくれます。"おじいちゃんは窓から"や、”お手洗いは命がけ?!”、”出入り不自由”などなど。これもそれも、日本の狭い土地を何とかうまく利用しようと苦心した末なんでしょうね。
●『季刊 日本で最も美しい村』 (古本ではなく、新刊のリトルプレスです。)
みなさん、「日本で最も美しい村連合」って、ご存じですか?
昨今の市町村合併により、小さくても素晴らしい地域資源を持つ村の存続や、美しい景観の保護などが難しくなっていることを憂慮し、失ったら二度と取り戻せない日本の農山村の景観・文化を守る運動をしているNPO法人です。
この連合に加盟するには、人口がおおむね1万人以下であることや、一定の地域資源があること、美しい景観に配慮したまちづくりを行っていることなど、いくつかの条件をクリアする必要があり、そうした条件をクリアした農山村からなる「日本で最も美しい村連合」をフューチャーした新聞、それが『季刊 日本で最も美しい村』です。
vol.0~vol.5まで、色とりどりの美しい新聞を取り揃えておりますので、ぜひ店頭でお手に取ってみてくださいね。
●『わたしの旅に何をする。』 宮田珠己 (幻冬舎文庫)
宮田さんの脱力系エッセイ、今回は、「たいした将来の見通しもなく会社を辞めた浅薄なサラリーマン」が旅をしまくる出たとこ勝負の旅エッセイです。
本作も期待通り、大いに笑わせてくれます。
●『イエティの伝言』 薄井ゆうじ (小学館文庫)
ヒマラヤの森に棲むイエティ(雪男)が主人公の小説。
そのイエティのリーダーが、自分たちの生息域が狭められている窮状を訴えるために、自ら捕獲される、というストーリーなのですが、薄井さんは他の著書でも、架空や謎の生物を描くことで、人間社会に疑問を投げかけています。
本作では、自然の摂理に従って生きるイエティを描くことで、私たちは何を問われているのか、考えさせられる1冊です。
●『人体模型の夜』中島らも(集英社文庫)
いまだ根強い人気の中島らもさん。その著作も、小説、エッセイなどの枠にとらわれず多岐に渡りますが、本作は、眼、鼻、腕などの身体が恐怖の器官に変わりはじめる、という異色のホラー・オムニバスです。
どうぞ、らもさんの世界を堪能してください。
また、本ではありませんが、イラスト作家・塩見ちひろさんの2014年カレンダーも、部数限定で入荷いたしました。びすこ文庫でお買い上げの方には、特典として、塩見さん特製ブックカバーも付いてきますので、この機会をお見逃しなく。手のひらサイズの可愛らしいカレンダーです。
その他にも、いろいろと入荷しておりますので、岡本にお越しの際は、是非お立ち寄りください。
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