●『ペンギンの憂鬱』アンドレイ・クルコフ 沼野恭子 訳 (新潮クレストブックス)
現役のロシア語作家の作品は初めてかもしれません。この出会いも、クレストブックスのおかげです。
憂鬱症のペンギンと、売れない短編小説家という組み合わせにミステリー&不条理の世界。読まずにはいられません。
装丁もやっぱり素敵で、たまらなくかわいい装画は、寺田順三さん。
●『求愛瞳孔反射』 穂村弘 (新潮社版)
“あした世界が終わる日に 一緒に過ごす人がいない”
「穂村さんは、やはり歌人なんだ」と、彼の草食系エッセイを読んでいると忘れそうになるその事実を思い知らされます。穂村さんの存在がなければ、そして入口としての彼のエッセイがなければ、私が短歌というものと出会うことはなかった。それは、やっぱりすごいことですよね。
●いしいしんじ さんの本あれこれ。
いしいさんの本を読むには、寒い季節がしっくり来る気がします。だからいま、無性に読みたいです。
外は寒いですが、いしいさんの物語で温まってください。
●『小さいことばを歌う場所』 糸井重里 (ほぼ日ブックス)
糸井さんの本はどれも装丁や手触りが素晴らしいです。一冊一冊、丁寧に作られていて、中の言葉や写真も心をほっこりさせてくれます。本というものがモノとして大切に考えられていることが伝わってきて嬉しくなります。
●『ナポリタン』 (おくがわじゅんいち) (古本ではなく、新刊のリトルプレスです。)
写真家おくがわじゅんいちさんのリトルプレス。
びすこ文庫では、これまでにないタイプのリトルプレスです。とことん、楽しませてくれます。
でも、見てると、お腹がすいて仕方がない(笑)
http://www.oku-jun.com/pg385.html
●『なんで九月に屋久島に行ってしまったんだろう』 (おくがわじゅんいち)
(古本ではなく、新刊のリトルプレスです。)
こちらも、おくがわじゅんいちさんのリトルプレス。
「初心者の語りをそのまま本にするシリーズ」第2弾、とのことで、
旅行ガイドというよりは初心者ならではの新鮮な感動やカンチガイが正直に綴られています。
こちらもサービス精神満点で、笑わせてくれます。
でも、どちらもやはり写真家の方だけあって、クオリティの確かな写真が大量に並んでいるのも見どころです。
http://www.oku-jun.com/pg366.html
その他にも、いろいろと入荷しておりますので、岡本にお越しの際は、是非お立ち寄りください。
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