最近の新入荷の一部をご紹介いたします。
●西村ゆりさんの詩集
現在、店内で「ことばのてんじ」をしてくださっている西村ゆりさんの詩集が届きました。お客様からお問い合わせもいただいており、少数ですが、びすこ文庫にも置いていただけることになりました。
読むと心がすーっと静まり、浄化されていくようです。ぜひ、お手に取ってみてくださいね。
●『コミック 星新一~ショート ショート招待席~』 小田ひで次 他 (秋田文庫)
星新一さん原作の小説を、複数の漫画家がマンガ化し、コミックとしてまとめるという斬新な1冊。
マンガになっても、星さんのショートショートの世界感は健在、というよりあの不気味さや切れ味がまた違った形で迫ってきます。改めて、星さんの独創性を感じられる1冊です。
●『自分の仕事をつくる』 西村佳哲 (晶文社)
“仕事は自分を誇示する手段ではなく、自分と他人に対するギフト(贈与)であり、それが結果としてお互いを満たす”
「働き方研究家」という耳慣れない肩書きをかかげる著者が、魅力的なモノづくりの現場を訪ね、その働き方の秘密を伝えるノンフィクション・エッセイ。
たくさんの仕事場やそこで働く人の言葉を読めば読むほど、仕事を「自分の仕事」にすることの大切さと、その難しさを感じました。決して他人事にしないことが必要であると同時に、最大の敵は自意識であること、そのため個性的であろうとするよりも、無我夢中である方が、結果として個性的な仕事が生まれる、などなど、たくさんの言葉が今の自分に響いてきました。
●『パンツの面目 ふんどしの沽券』 米原万里 (ちくま文庫)
十字架上のイエス・キリストの下着はパンツか、ふんどしか、という幼少期の疑問に端をなす、前代未聞の連載エッセイ集。
そもそもこの疑問を幼少期から温め続けて、とうとう連載までしてしまうというのが凄いです。テーマの面白さに、著者の絶妙のセンスが加わって、抱腹絶倒のエッセイ集です。
●『世にも奇妙な遺言集』 ライアン・マッケイ&クリス・メイナード監修、供田良輔訳 (ブルース・インターアクションズ)
古今東西の著名人たちが、死に面した際に、ふと漏らした言葉を集めた1冊。
切羽詰まった言葉もあれば、ユーモアの滲み出るような言葉もあります。死ぬときにどんな言葉が出てくるか、それがその人の生き様を表している気がしてなりません。自分はその時、どんな言葉を漏らすのだろう、と思いを馳せながら読んだ1冊です。
その他にも、いろいろと入荷しておりますので、岡本にお越しの際は、是非お立ち寄りください。
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