2013年11月25日月曜日

川上未映子さんの本

川上さんの芦屋ルナ・ホールでの講演が素晴らしすぎて、未映子熱が再燃しています。

ということで、びすこ文庫に現在ある川上未映子さんの本を、一部ご紹介です。


● 『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』 川上未映子 (ヒヨコ舎)



私の未映子さんとの出会いの本。永遠のマイ・ベストセラー。
デビュー作にして、装画があの野中ユリ。


●『わたくし率、イン 歯ー、または世界』 川上未映子 (講談社)


未映子さんの初小説。こんな小説見たこと(読んだこと)ない。「私」とは一体何か、永遠に答えの出ない問いに挑み続ける。


●『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』 川上未映子 (青土社)



初の詩集、ということになっているけど、詩でも、小説でもなく、なんとも形容のしようのない文章群。中の「ちょっきん、なー」がたまらなく好き。

● 『乳と卵』 川上未映子 (文藝春秋)


言わずと知れた、芥川賞受賞作。後半の母と娘のガチの対峙に、胸が熱くなります。

● 『ヘブン』 川上未映子 (講談社)


初の大阪弁ではない小説。大阪弁でも、標準語でも関係ないねんで。
いじめ問題を扱った小説と捉えられがちだけど、善とは何か、悪とは何か、という根源的テーマに挑戦した作品。

● 『すべて真夜中の恋人たち』 川上未映子 (講談社)


初の恋愛小説、と言われているけど、そんなもんじゃないですよ。
全部読んでから、最初の1ページを読み直すと、その美しさに圧倒される。装丁も美しすぎる1冊。

● 『ぜんぶの後に残るもの』 川上未映子 (新潮社)


震災をはさんで書かれたエッセイ集。どこにいようと、何を職業にしていようと、震災前、震災後という区切りからは逃れられない。


●『薔薇は生きてる』 山川彌千枝 (講談社)


16歳で結核で亡くなった山川彌千枝さんの作品集。復刻にあたり、未映子さんも解説を寄稿。解説を読んでから、再読するのもいいです。

● 『音楽の詩 vol.2』

24名の著者が綴った32編の音楽の言葉達。
未映子さんは、表紙と、随筆を寄稿。文筆歌手か。


● 『M girl 08 春夏版』


さすが蜷川実花さん編集の雑誌だけあって、明るい色遣いの写真が満載。蜷川さんと未映子さんの長時間対談と写真を収録。


●『早稲田文学 復刊1号』


休刊と復刊を繰り返す文学誌、早稲田文学の第十次、復刊1号。篠山紀信による未映子グラビアと、短編「戦争花嫁」を寄稿。


● 『GINGER L 01』 幻冬舎



幻冬舎の文芸誌、GINGER L(ジンジャーエール)の創刊号。未映子さんは、「ポカリスエット」という短編を寄せています。ジンジャーエールに、ポカリスエットって。


その他にも、随時、入荷・再入荷していますので、お気軽にお尋ねください。喜びます。

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