●『ときどき意味もなくずんずん歩く』 宮田珠己 (幻冬舎文庫)
タイトルを見て、私も!と思い、思わず手に取りました。肩肘張って生きるのが馬鹿らしくなる脱力系エッセイ集です。くだらないと思いながらも、笑ってしまいます。
何にでも意味や意義を見出す必要なんてないですよね、お気楽に行きましょう。
●フェリシモ出版の「おはなしのたからばこ」シリーズ
みなさんのよく知る物語が、現代作家とアーティストのコラボレーションによって、新しい「ものがたり」として生まれかわったフェリシモ出版の「おはなしのたからばこ」シリーズ。
改めて贅沢な企画だなぁと思います。江国香織、いしいしんじ、今江祥智などの作家陣による文章に、宇野亜喜良、ほしよりこ、植田真などのアーティスト達による絵。どれも凄いメンツですよねぇ。
●『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』 川上未映子(ヒヨコ舎)
川上さんの著作の中で、私が最も影響を受けているのが、この1冊です。これだけは何度お買い上げいただいても再入荷し、常にお店に置いておくようにしています。
作家になる前の、(全く)売れない歌手時代に川上さんがブログに綴った文章ですが、川上さんの感性、生き様のカッコよさ、すべてにノックアウトされました。
文庫版も出ていますが、やはり野中ユリが装丁をしているヒヨコ舎版が素敵です。
●『冒険図鑑~野外で生活するために』さとうち蘭、松岡達英(福音館書店)
この「○○図鑑」シリーズ大好きです。真面目に野外で必要なことを子ども達に教えているように見えて、内容もイラストも結構シュールなんです。この絶妙なバランスがたまりません。冒険する機会があれば、絶対持っていこうと思います。
● 『おしゃべりしていればだいじょうぶ』五味太郎(クレヨンハウス)。
五味さんの楽しいイラストに、痛快なエッセイ。
おしゃべりトレーニング・テキストなんてのも付いて、遊び心満載です。イラストまで、おしゃべりしてます。パラパラめくっているだけでも、楽しくなってくるような一冊。
● 『くじらだ!』五味太郎(岩波書店)。
五味さんの絵本も入りました。
くじらなんて誰も見たことのない村に、くじらがやって来たというから、さぁ大変。でも、探せど探せど、くじらは見つかりません。さて、くじらは本当にやってきたのでしょうか。楽しいオチに、クスリと笑えます。
●『やかんの本』 麻布やかん組合・編著(ロコモーションパブリッシング)
麻布やかん組合が、世界中から集めたやかん達。
まず“やかん組合”って何?って感じですが、世の中にはいろいろな物に愛着を持つ人がいるんですね。でもこの本を眺めていると、確かに、だんだんやかんが愛おしくなってきます。これ可愛いなぁ、とか、これは渋い、とか。ちなみに麻布やかん組合の構成員は2名だそうです。
その他にも、いろいろと入荷しておりますので、岡本にお越しの際は、是非お立ち寄りください。
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