昨日は、本好きの友人と一緒に、大阪・南船場 prideli graphic labさんで開かれている “アップルの発音。パンとコーヒーと本、のちフリーマーケット”へ行ってきました。
私の大好きな大阪の古本屋さんもたくさん出展されていて、行くのをとても楽しみにしていたため、オープンの11:00より5分ほどフライングして、入店したのでした。
私の知らなかったお店もいろいろあって、世の中にはたくさんの古本屋さんがあるのだな~、と嬉しく勇気づけられました。
私はちょうど欲しいと思っていた 山川彌千枝 「薔薇は生きている」を購入。
せっかく大阪に来たのだからと、次は古本屋 colombo cornershop さんへ。知人に、なんば神社の近くにおしゃれな古本屋さんがある、と教えてもらって伺ったのですが、その通り、とっても素敵な店構え。しかも、店主さんのお話がとっても楽しい!!
神戸・岡本で古本屋を始めます宣言をして、背中を押していただいて、お店を後に。
それからてくてく歩いて、心斎橋のスタンダードブックストアをのぞいたりしながら、次のお目当て、日本橋の蒼月書房さんへ。私も友人も、地図を読めない女なため、全く違う方角へしばらく歩いたりと、なかなか苦戦した末、お店へ辿りつきました。でも苦労して辿りついた甲斐がありました!こちらの本のセレクションが、どの棚も、いちいち私たちのツボ。時間を忘れて、夢中で本を手に取りました。こんなに素敵な本ばかりどうやったら集められるのだろうと、店主さんのセンスに唸る私たち。
ここでも、読みたいと思っていた 都筑響一 「だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ」 があり、購入。
うちの近くにあったら、しょっちゅう通うのにな~、この棚全部大人買いしたいな~などと、興奮しながら、帰途につきました。
1人でじっくり本屋さんを巡るのもいいけれど、本が好きな友人と一緒に、わいわい本の話をしながらの本屋巡りは、また一段と楽しく、本当に素敵なGW最後の一日でした。
*びすこの読書ノート*
「ルリユールおじさん」 いせ ひでこ 講談社 2011
“わたしも魔法の手をもてただろうか。”
大人になってから読んだ絵本のなかで、一番好きな一冊。パリの本造りの職人(ルリユール)と、少女ソフィーの本を通じた交流のお話ですが、途中ソフィーが “わたしだけの本” と、ルリユールおじさんに製本してもらった本を、ぎゅっと抱きしめる場面。たまらず私もこの絵本を抱きしめたくなります。本が好きな人なら、みんなこの気持ち、分かってくれるんじゃないかなぁ。作者のいせ ひでこさんが、あとがきで “本は時代を超えてそのいのちが何度でもよみがえるものだと。” 書かれていますが、本当にその通りですね。そのお手伝いができれば、そんな素敵なお仕事はないんじゃないかと、感じています。
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